虫垂炎になった子供の症状は?私が盲腸を経験したお話をします!

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私は小学校四年生の時に盲腸(虫垂炎)になり手術をした経験があります。

今現在自分の年齢ですが、44歳になります。

あの頃の痛みと辛さは今だ「鮮明」に覚えています。

突然子供は痛がります(私もそうでした)、子供はどこがどのように痛いのかを上手く説明できません。

そんな状況に親はしっかりとした判断をしていかないと取り返しのつかない事にもなりかねませんね。


そこで私が経験をした虫垂炎の症状や痛む場所等をわかりやすく書くことにしてみました。

この記事では私が経験をした盲腸(虫垂炎)の経験をもとに以下の3項目について書いてます。

  • 虫垂炎 症状
  • 突然の手術
  • 入院日数


私の痛かった経験が、子供の急な腹痛に対して参考になればと思います。


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虫垂炎の症状


もともと私は幼い頃から胃腸が弱い子供でした。

ある日の夜、下腹部に異変を感じてトイレに行ってみたのです。

しかし下腹部の痛みは引かなく、「痛みと」「下痢」がとにかく酷かったです。

特に熱が出ることもなく、下痢が酷かったので幼かった私は、トイレに閉じこもり用を足せば治ると思っていました。


この辺りがとても痛みがひどかったです。

母親に軽く手で押されただけでも強烈な痛みが走りました。

虫垂炎初期症状とは
はじめに「おへそ」の辺りが痛みだし、その痛みがだんだんと右下腹部に移るようです。
痛みが右下腹部に移動する前後に「嘔吐」を数回繰り返してから右下腹部の痛みがひどくなります。
これが一般的な虫垂炎の症状です。

“虫垂炎を見分ける方法として”

右下腹部を押してみて痛みが続くようなら虫垂炎の可能性が高いです。

私の場合下腹部全体が歩けないくらい痛みだしたのと、
下痢がとても酷い状態でした。

もちろん押されると激痛が走りました。

歩けない位の痛みを伴う症状であれば、迷わず医師の診断を受けたほうがいいですよ。


腹部の痛み

私は小さい頃から腹痛をよく起こします。

腹痛と言っても軽い下痢などが主でしたが、学校に行くのが嫌なのでよく仮病を使いました。

そんな理由も有るので、幼い頃の私が母親に「お腹が痛い」と言っても聞いてもらえなくなっていた時のことです。


深夜、寝ている時間帯に突然腹痛が起きてしまいました。


下腹部ぜんたいに痛みが出始めて、トイレの痛みなのか何故痛いのかがわからずに、トイレに行った記憶があります。


そして私は母親に声をかけました。

幼い頃の私
『母ちゃんおなか痛いよ』

母親
『トイレ行ったの?』


『行った』

母親
『薬飲んだら』


『わかった』

などとやり取りをして、いつも服用している痛み止めを母親から貰いまた寝ることにしました。

寝てみたものの、痛みは一向に引かないので、あの日の夜は何度も母親を起こしてはトイレで唸ることを繰り返していました。


こんな状態が続いたので、今回は何かがおかしいと母親も気づき、いつもお世話になっているかかり付けの病院に私を連れて行きました。

いつも診察をしていただいている先生が私の状態をみると、

先生
『これはうちでは診れませんので、紹介状を書きますね』

と真っ先に言われたことを覚えています。


医師から紹介状を書いてもらい、設備の整っている病院に行くことになりました。


病院に行くと私は、痛みを堪えながら呼ばれる順番を待つことになりました。


今の私では、少しでもお腹が痛いと、
「痛いよ~痛いよ~」

と言ってしまいますが、小学生の頃の私は、ひとりで必死に堪える我慢強い子でした。


私が待合室で痛みを堪えながら待っていると、他の子供も腹痛で救急搬送されて来ました。

その痛がり様は、私以上の苦しみに見えました。

「もしかしたら虫垂炎(盲腸)なのかもしれない」

なんて会話が聞こえたりもしました。


後に、救急で運ばれてきた子供は診察を受けた直後、普通に歩いて帰ったと親から聞かされて、泣きそうになりました。


とても痛がるようでしたら外来で受付するよりも、救急搬送したほうがいい時もあります。


治療を受ける


ヘッドに横になり腹部を軽く押されるだけで、悲鳴が出てしまう状態です。


その他にも、採血やエコー検査等を受けました。

一番イヤだったのが医師が私の(肛門)に指を入て、

先生
『あーって言ってみて』

なんて言われたので

必死に私は
『あ~(涙)』

と言わされた記憶が有ります。

その時の診察の結果は虫垂炎(盲腸)と診断されました。

初期状態ということで、薬を飲み暫く様子をみることになったのです。


痛みが引かない


腹部の痛みは有るけれど、薬を飲めば「痛み」が無くなると言われたので少し安心していました。



当時は寒い冬でしたので、自宅に帰ると茶の間にはコタツがあったのです。

私はひとりで布団に入り寝るのがイヤだったので、家族がいるコタツで寝てしまいました。


結果としてコタツで寝てしまったのが良くありませんでした。

初めは薬で症状を抑えることができましたが、コタツで寝てしまったことにより症状がより酷い状態になってしまいました。


結果、腹部内で虫垂炎(盲腸)が破裂することになったのです。




このような状態なので、暫くしても痛みは全く引かなく私は母親に『痛くて辛い』と話しました。



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突然の手術


再度病院にて診察をしてもらうと、両親と医師とで何か話を始めました。

私が痛みを堪えながら待っていると突然医師から

「手術しないといけない」

なんて言われたので、私は小さく頷きました。


その後私は母親に

「手術するんでしょ?」
「(手術しないといけない)って言われたよ」

なんて母親に尋ねると

母親から
「そんなストレートに言われたの」

なんて言われました。


入院の準備


当時の私(小学四年生)には「手術=入院」なんてことは考えもしません。

私が手術を受ける病院は「完全看護」でしたので、付き添いはできない所でした。

今、母親に入院のことを聞いてみると、私の身の回りの持ち物を用意や、兄たちのご飯の準備その他職場に連絡などとても大変だったと言われました。



そんなことも知らずに自分の事でイッパイイッパイな私は、腹部の痛みのお陰で手術の恐怖は全くありませんでした。

しかし幼いながらに、手術と言えば「お腹を切る」と言うことはわかっているのでその辺りは少し心配でしたね。


お腹を切られると、とても痛いことはわかっていたので

「お腹を切られたら凄く痛いから我慢できるかな?」

なんて考えながら腹部をツネッたりして痛みにたえる練習をしてました^^;




手術本番

病室から手術室までの道のりは長かった。

とても不安で仕方なかったけど、なにも出来ないので運ばれるがままでした。


手術台に乗せられると

「麻酔をするのでエビさんのまねできる?」

なんて言われました。

私は心の中で
「なんだ、麻酔するんだ」
なんて少し安心しました。


手術するときの麻酔は私が小学校四年生の時なので約三十年も前の話になります。

背中の辺りに様々な注射を沢山打たれた記憶があります。


下半身麻酔でしたので、意識はありました。

しかし麻酔のお陰で、両足とも感覚は全く無く、自分で太ももをツネっても痛くも痒くもありませんでした。


手術中は顔の前に布で周りを遮られたので、何をしているのかはわかりません。

とても周りが気になるので動いてみたら、

「ジッとしていて」

なんて言われて両手を固定されてしまった。


手術はとても長い時間が掛かりました。
盲腸が体内で破裂したため、キレイに掃除をするのに時間が掛かったと言われました。
(約10時間くらい)

通常の虫垂炎とは違い、腹部内で破裂をしてしまいました。
お腹を切った傷口も通常より多くなってしまいました。(約10センチくらい)

術後私は眠りについてしまいました。

父親の話によると、病院のベットに運ばれた直後、便をもらしてしまったようです。

看護士さんが掃除してくれたようでしたが、私はその話を父親から何度も聞かされました。

でも全く覚えがないので「へ~」くらいに聞いてました。


手術中(深夜)は、両親とも寝ずに待っていたようです。

入院期間


入院していた思い出と言えば、「退屈だった」その一言です。

約1週間の入院生活でしたが、何もする事がありませんでした。

毎日点滴を討たなければいけません、ですが私の腕はとても細くて血管を見つけることが難しかったのです。

そこで血管が見つけやすい手の甲に点滴の針を刺す事が多くなってしまい、手の甲が注射の痕だらけでした。


そんな入院生活にも1つ救いができました!

私(小学四年生)と年が近い子供が隣の病室に入院してきたことです。

当時私は10歳でしたが、病室は大人と同じ部屋でした。


周りはオジサンばかりで話し相手がいなくとても退屈な入院生活をおくっていたので遊び相手ができてとても嬉しかったです。


でも私は歩き回れる状態ではないため、殆ど独りでマンガばかり読んでいることが多かったですね。


術後の経過も良く、「オナラが出たら教えて」なんて看護士さんに言われました。


術後数日が過ぎると、自分自身でトイレに行くように言われたんです。


毎日点滴をしていたので仕方なく、点滴を吊す(点滴スタンド)を杖代わりにトイレに行くことにしました。

(私が退院後、兄は私の歩く姿をよく真似して歩いてました。)


食事も通常に戻り、抜糸も済み、後は退院をする日を今か今かと待ち構えていましたね。


平均1週間の入院が必要だそうです。
腹腔鏡の手術の場合は2~3日で退院が可能なようですが、状態により長引く事もあります。

僅か1週間程度の入院でしたが、とても寂しい思いをしました。
昼間は常に誰かがお見舞いに来てくれましたが、夜は本当に寂しかった記憶があります。

突然の子供の入院は、とても慌しい状況になりますね。

夫婦2人ではとても対応する事が難しいです。

年の離れた兄(10と3離れた兄2人)がいてくれたおかげで、代わる代わる病院に来てくれました。

なので昼間は一人寂しい思いはしませんでした(今思い返すと、とても感謝です)


いざと言う時の為にも、家族全員仲良くしていくことが大事ですね。


まとめ



一般的には虫垂炎の症状として「おへそ」の中心から痛み出し、右下腹部へ移動します。

私の場合は常に下腹部全体が、痛み続けましたので人により痛み方は違うと言うこともあります。

治療して痛みが一時的に引くことも有りますが、また激しい痛みに襲われる可能性もあります。

虫垂炎の簡単な見分け方としては「右下腹部を押してみると痛みが続く」ようなら診察を受けられた方がいいですね。


その時には、突然の「手術」や、「入院」も有り得ますので、簡単な着替えなどを持って行きましょう。


虫垂炎は手遅れになると、腹膜炎になり、命を落とすことも有り得ます。
(実際に私があと一歩遅ければ手遅れでした)

2歳以上の子供になると、虫垂炎を起こす可能性があるようです。(特に10代)

早めに処置を行えば薬で治まることもあるので、間違っても「コタツ」では寝させないで下さい。
(これは私だけですが^^;)


この記事内容がアナタの参考になれば嬉しいです。


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