虫垂炎(盲腸)は、突然腹痛が起きてしまう事がよく有ります。
早期の治療法として、「服薬」や「点滴」などで症状が治まる事もあります。
しかし、痛みを我慢して放っておいてしまうと、腹膜炎を起こしてしまい最悪死んでしまうなんてことも有りますので最新の注意をしていかなければいけません。
私は約30年前(小学四年生)に虫垂炎になり、手術をした経験があります。
結果コタツで寝てしまったのも原因の一部かもしれませんが、虫垂炎(盲腸)が腹部内で破裂して手術する事になりました。
この記事では、私が経験をした虫垂炎(盲腸)が異変を感じると、
- どんな痛み方をしてどの場所に痛みが出るのか
こちらを私の経験も含めつつまとめてみました。
合わせて、もし虫垂炎の可能性があったらどうするのかもお伝えしていきますので、急な下腹部の痛みに悩まれている方は一緒に見ていきましょう。
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虫垂炎(盲腸)の場所は?
はじめに虫垂(盲腸)はどこに有るのかを説明します。
おへそより右下、右太股よりも上の部分に有ります。私が虫垂炎(盲腸)の手術を受ける前に担当の医師から言われたことがあります。
「盲腸は機能していない所なので切除しても問題ないよ」と言われましたが、現在でも盲腸の働きは、はっきりとはわからないようです。
ですがある話によると、盲腸は胃腸の整調にとても深く関わっている臓器とも言われているようです。
そう言われている臓器ではありますが、私にはありません。腹部内で破裂をしてしまい、手術により除去されてしまいました。
破裂による後遺症なのかはわかりませんが、私はとても胃腸が弱いです。術後、下腹部もポッコリ出てしまい、年齢と共に下腹が大きくなりました。
最近下腹部の痛みで救急車を呼び、病院に運ばれた以外は特に何もありません。
(原因は不明)
次に、虫垂炎になると、どこがどのように痛むのかを書いてみます。
どの辺りが痛むの?
私の症状は、突然下腹部が痛みはじめました。
下痢でトイレに行かないで我慢をしているような、とても危険な状態(真っ直ぐ立てないくらい)になり、急いでトイレに行きました。
トイレに行っても痛みは引かなく、苦痛は増すばかりでした。
虫垂炎の一般的な症状として、「おへそ」の辺りが始めに痛みだしてきます。その痛みだしと同時に嘔吐が数回、それに伴い発熱等も起こり始めてきます。
そして「おへそ」周りの痛みが、だんだんと右下腹部(虫垂)へ移動していくのです。
その間の痛みはとても我慢ができない状態になるので、無理に耐えるなんて事はしないようにして下さい。
この症状は、教科書に載っているごく一般的な「症状」ですが私の場合、下腹部全体が常に痛みましたが発熱はありませんでした。
この赤い車線の辺りがとても痛かったです。
病院へ連れて行かれる時には、自分1人で歩くことも出来ない状態でしたので、父親におぶされて行きました。
外来で病院に行きますと、移動時間や待ち時間など、本人はとても辛くて苦しい状態が続きます。
様子がおかしい、何時もと違うと判断したときは遠慮なく救急車を呼びましょう。
様子がおかしい、何時もと違うと判断したときは遠慮なく救急車を呼びましょう。
でも救急車を呼ぶときって、とても悩みませんか?
私は急な腹痛で救急車を呼んだ経験があります。その時の体験談や方法など、書きましたので、是非読んでみて下さい。
腹痛で救急車を呼ぶ判断基準!経験した私ならこうします記事link
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と、ここまでが盲腸の痛みの出る場所についてのお話です。
もちろん、下腹部に痛みがあるからと言って、必ずしも虫垂炎とは限りません。医師の診断を仰ぐことが何よりも大切ですので、必ず病院に行って下さいね。虫垂炎かもしれないくらい激しい痛みがあるなら尚更です。
さて、虫垂炎と診断されたとしたら、恐らくは入院になるかと思います。手術をする場合も多いでしょう。
入院中というのは、先生の話が分からなかったりして不安になることも何かと多いもの。
その上で、私ならばこんな情報を知っておきたいというポイントを合わせて簡単にまとめておきますので、先に余裕が出来たら見てみて下さい。
虫垂炎(盲腸)だと判明したら
さてさて、自分の観点で入院中に知っておきたい情報ですが・・
- 治療方法
- 入院費用、期間
- 治療後の治り方
- 退院後にはリハビリは必要?
ザックリとこんなところではないかなと思ってます。
それぞれを解説していきますね。
治療方法
虫垂炎には大きく分けて2通りの治療法が有ります。
- 抗菌薬(飲み薬、点滴)
- 手術(開腹手術、腹腔鏡手術)
一昔前は、開腹手術が支流でしたが、最近では腹腔鏡手術を取り入れる病院も増えてきています。
そうすることで「治癒される期間も短くなる」と言うことは、それに伴い入院期間も短縮されていきますので仕事で忙しい人には大変有難い治療法ですね。
また、抗菌薬(飲み薬、点滴)等の治療では、症状により「入院」するのか「通院」でよいのかを医師が判断していきます。
入院のみの治療では(点滴治療)、約1週間程度の期間で容態を見ていくと言うことになりますが、注意点が1つあります。
注意
抗菌薬(薬の投与)で治療される場合、虫垂炎の再発の可能性があります。
抗菌薬の治療後、約20~30%の人が1年以内に虫垂炎の再発を起こすようです。
抗菌薬(薬の投与)で治療される場合、虫垂炎の再発の可能性があります。
抗菌薬の治療後、約20~30%の人が1年以内に虫垂炎の再発を起こすようです。
抗菌薬で症状を抑えたとしても、また再発してしまうと大変困りますね。少し手間にはなりますが、他の病院などにも相談してみるのも良いかもしれませんね。
次は気になる費用や期間について見てみましょう。
入院費用、期間
入院費用は概ね7~10万円くらいの費用が平均の金額になります。
料金のうちわけですが、手術の費用が2万円、ベッド代金が1日で約5000円~になります。
腹腔鏡手術の場合、料金はさらに上がりまして、15~20万円となります。
開腹手術の場合約一週間から10日くらいの入院日数ですが、腹腔鏡手術では3~4日ていどの入院日数で退院できるので、時間を気にする方には腹腔鏡手術が適してますね。
抗菌薬(点滴)で治療される場合も入院費用(約一週間)掛かりますので、約7~8万円掛かると言うことになります。
そう考えると、再発の可能性もあるので手術をして虫垂(盲腸)を除去してしまった方が、予算的には良いかもしれませんね^^;
治療後の治り方
治療後(術後)には感染症などを抑えるため点滴を毎日していきます。
幼かった頃の私は、この点滴がとてもイヤでした (T_T)
でも身体の不具合や不調を出さないためにも「お外で遊びたかったら最後までしっかりと治療をしてね」なんて看護師さんに言われて渋々点滴の針を刺されていました。
手術し終わっても入院中は毎日点滴を受けていたので、殆どベッドの上が私の遊び場でしたね。
従って手術後は安静にする事が鉄則になります。子供の頃の入院も退屈ですが、今の自分自身が入院するなんて想像したら足腰の血行が悪くなって「腰曲がっちゃうよ」なんて考えちゃいます。
極力入院日数は、短い方がいいですね。
退院後にはリハビリは必要?
とくに退院後のリハビリはしませんでした。
退院後一週間は「駆け足しては駄目」なんて両親に言われ守っていましたが、内心は「走りたくて走りたくて」我慢が大変だった記憶があります。
またお腹が痛くなるなんて、とてもイヤなので退院後の1週間はのんびり過ごすのもいいかもしれませんね。
まとめ
虫垂炎の痛みはじめは「おへその」うえ辺りから痛み出して右下腹部へ移動していきます。
その間に嘔吐や発熱等を催していきます。
無闇に我慢しないで早めの診察を心がけるようにして下さい。
耐えられない痛みでしたら、救急車を呼ぶ手段もありますよ。
治療に関してですが、ひと昔と違い現在はお腹を切らなくても可能な手術もあります。
自分で手術方法を選べる事ができればいいのでしょうが、はぼ状況は緊急事態なので選ぶ暇がなさそうですね。
何も痛みが無いとき等は「手術なんてイヤだな」と思いますが、いざ急な腹痛に襲われると「何でもいいから早く治して」なんて考えてしまいます。
一度手術を経験した私でさえ「手術はイヤ」なんて思いますが、いざ腹痛で一刻を争う事態になれば「イヤ」なんて考えることは無いと思います。
急な腹痛になった時は症状をしっかりと確認することです。
特に子供の場合は「上手に説明出来ません」から、突然の痛みにはとくに注意して見てあげて下さい。
病院で診察の結果、何も異常がなければそれはそれで良かったことだと思います。
いずれにしても腹痛は早めに原因を見つけることが大切だと私は思いました。
家族が突然の腹痛で病院に行く事態になったときには、直ぐ連絡が取れるように常に連絡先を確認しておくことも大切になりますよ!
この記事が腹痛で困っている人の役に立てればと思います。
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