バイクのバッテリーの寿命が近い時の症状は?そのチェックと対処法

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バイクに乗っていると必ず遭遇するトラブルの1つに『バッテリー上がり』があります。

暫く乗らなかった時は特に起きやすいし、毎日乗っていたとしても起こることがあります。

私は長年オートバイに乗り続けてきましたが、「セルの回りがよくないけどバッテリーが弱っているのかな?もしや寿命かな?」なんて考えたことが何度かありました。

寿命となると、突然前触れも無くセルスターターが動かなくなり、最悪の場合「出先で帰ることができない」なんてこともあり得ます。そんなことになると本当に困ってしまいますね。

そうならないように普段からちょっとした症状には気をつけたいし、バッテリーの状態には常に気を配っていたいものです。

この記事では、私のバッテリートラブルの経験を元に、乗っているときにどんな症状が出たら寿命を疑うべきか、また、現在のバッテリーの健康状態を確認する方法や対処法をまとめてみました。

その内容は
  • バイクのバッテリーの寿命が近いとどんな症状が出る?
  • バッテリーの寿命ではないトラブル
  • バッテリーの寿命はどれくらい持つの?
  • バイクのバッテリーが上がった時の対処方は?
  • バッテリーを良い状態に保つために便利なアイテム!
の5項目です。

あなたのバイクライフにこの記事が参考になれば嬉しいです。


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バイクのバッテリーの寿命が近いとどんな症状が出る?



バイクに使われているバッテリーの寿命にはどんな症状が現れるのかをお伝えしますね。

バイクのバッテリーが弱っていると起こる症状としては
  • メインスイッチをONにしても各ランプ類の点灯が弱くセルモーターの回転も弱い
  • アイドリングが不安定になる
  • 開放型バッテリーだと液量や○版の欠損等が見受けられる
などがあります。

この3項目について説明していきますので、それでは見ていきましょう。

メインスイッチをONにしても各ランプ類の点灯が弱くセルモーターの回転も弱い

基本的な症状として、メインスイッチを入れると各ランプの点灯が弱くなります。特に寒い時期などにその症状が現れやすいので、それが出はじめたらテスターなどで点検するのがいいですよ。

もう一つは、セルスターターのスイッチを押してみても、セルの回転が不安定な動きで次第に回転が弱くなってしまいます。そのような状態でも構わず回してしまうと、最終的に電力を失って動かなくなる恐れもありますよ。

私の体験談
友人の話になりますが、「バッテリーが弱いから充電したけど、数日後にはまた電圧が弱っているようでセルの回転が悪くなり困っている」と相談してきました。そこで私の知り合いのショップに行き車体とバッテリーを点検してもらうと、「機械的なトラブルではないので、これは明らかに寿命ですね」と言われました。

バッテリーの寿命が来ると徐々に電圧が弱くなりますが、充電するとまた暫く使用できるので症状がやや分かりにくいところがあります。このような状態の時には各所を点検してみるのが効果的ですよ!

アイドリングが不安定になる


停止してエンジンが動いている状態の時に、アイドリングが安定しない場合もバッテリーの電圧が弱くなっている可能性があります。

エンジンはガソリンと空気を圧縮して点火プラグで火花を飛ばしてエンジン内に爆発を起こさせて動かします。バッテリーの役目はプラグに火花を点火させるための大切な電源なんですよ。

その大切な電力が弱くなってしまうとアイドリングに不調をもたらしてしまいます。

アイドリングの不調の原因には、その他ガス欠や各部品の故障でも起こります。従って100%寿命とは言えませんがチェックは必要ですよ。

開放型バッテリーだと液量や鉛の板に欠損等が見受けられる


現在の新車では使用されてないと思いますが、開放型のバッテリー(液量が確認できるタイプ)では、液の残量と鉛の板の状態を確認しなければいけません。年数が経過した物だと、液量が少なくなっていたり、鉛の板が欠損して放電状態になっている可能性も考えられますよ。

バッテリー液が規定の量より少ない状態で使い続けることにより、バッテリーの寿命が短くなってしまいます。

稀に古い年式の車両になると、バッテリー液がバイクのフレームに付着すると、塗装やスチールなどを錆びさせてしまうケースもあります。開放型タイプを使用している車両は、定期的に液量や液のこぼれなどもチェックして下さいね。

電子機器に不調が現れる


最近のオートバイは昔のしゃりょうとは違い電子制御化が進んでいますね。最近ではキャブレターがインジェクションに変わりガソリンの供給もポンプを電気的に動かして送りますので寿命が近いと始動することが不可能になってしまいます。


古い車両ではバッテリーが無くても、キックや押し掛けでエンジンを始動させて走行することができました(現在の車両でもできる車種はあります)

最近の新車では殆どのオートバイは電子制御化されていますからバッテリーのコンディションはチェックしたほうが良いですよ。

それと、最近よく見かけるのが車両オートバイにナビやETCなどを取り付けている車両も多いですね。装備を充実するならガソリンと同じようにバッテリーの残量も確認して下さいね。


次の章では、バッテリーの寿命と同じ症状だけど、機械(車両)の故障によるトラブルがあります。

そのことについて私の体験談も合わせて書いていきますね。


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バッテリーの寿命ではないトラブル


バッテリーが弱くなったり最悪上がってしまうと、「あ~もう寿命なのかぁ」と判断して交換しようとするのは止めて下さい。なぜ交換してはいけないのかというと、寿命だけでバッテリーの電圧が弱くなるということは無いからです。


私は過去にバッテリーの寿命ではなく、車体の故障によるトラブルを数回経験しました。その中でも記憶に残っている出来事を書いていきます。

その内容は
  • バッテリーを直ぐに交換してしまった
  • 走行中に突然止まった
私の失敗談を二つ書きましたので参考に笑ってください。

バッテリーを直ぐに交換してしまった


エンジンを始動させようとキーを挿してONにしても何も反応がなく、セルを回そうと思っても音すらしない時がありました。結果的に車両側のトラブルによるバッテリー上がりでしたが、私はせっかちな性格なので判断を誤った経験があります。

これはオートバイではなく車の話ですが、突然の出来事に「バッテリーが寿命になっちゃった~」と判断してしまい、このままじゃ乗れないと考え、急いで新品のバッテリーを買ってきたんですね。無事取り付けてエンジンを始動させると、サクッとセルも回り一安心しました。そして、かる~く近所を一周してから駐車場に停めて、何気なく車の後ろを見るとブレーキランプが点灯していたのです。


「あれ?変だな」と思い点検してみると、車のブレーキペダルのスイッチが故障して、ランプが点灯したままの状態になっていました。その症状は数日前からだと思いますが、その症状に気付かずそのままにしていたため「電力が無くなり動かなくなってしまった」ということですね。

慌てずに一度充電してみればわかることですが、「あわてんぼうの私は何も考えずに買いに走ってしまい、まだ使えるかもしれないのに処分してしまった」という結果になりました。そのような時は、急いで新品を買わないで「なぜ上がったのか?その理由を調べる」ことと、一度充電をしてみるのが大切だと身にしみてわかりましたよ。

これは車もバイクも関係なく、症状が起きたら、原因を調べることが基本だと私は感じます。

走行中に突然止まった


自分の経験談
朝、バイクのエンジンを掛けようとしたところ、セル(セルスターター)の動きがいつもより鈍い動きでした。

とくに気にしないでそのままエンジンをスタートしたところ、問題なく走ることが出来ました。しかし、そのまま走行していると次第にエンジン回転が上がらなくなり、止まってしまったのです。

もう一度セルを回したところ今度は回転が弱く最終的には動かなくなってしまった経験があります。

夜、時間をおきながら走行してみるが止まってしまい、何とか帰宅することができました。

後日バイク屋さんに見てもらうと、

「オートバイに取り付けてあるレギュレターが故障していたから、走行中に充電する事ができなくなっていたんだね。そのせいで、走行したから電力が足りなくなり止まってしまったんだよ」

とバイク屋さんに言われました。

レギュレターは故障しても、すぐ気付くことができないパーツです。そのようなトラブルの対策としては、定期的にバッテリーの状態を見ることがポイントだと思いました。

始動時には適切な電力で充電されているかなど愛車のコンディションも一緒に調べるのが大切ですね。

一度上がってしまうと極端に寿命が短くなりえます。年数の経過した車両やバッテリー、それと乗車している度合い(毎日乗っているかなど)を考慮して点検してみて下さいね。


次は基本的に何年くらいで寿命を迎えるのか?その事についてお伝えしますね。

バッテリーの寿命はどれくらい持つの?


バッテリーは沢山のメーカーから数え切れないほどの種類が販売されているけど、「バッテリーがどれくらい持つもの?」なんて疑問に思いますよね!?

基本的には5年~10年は持つようにつくられていますが(格安のバッテリーは除く)、使用する環境や使い方次第で大きく変わりますよ。

私の経験ですがオートバイに取り付けたまま、約半年くらい放置するとバッテリーが弱くなってしまいます。これはいけないと思い充電をすると復活しますね。

それを何度か繰り返してしまうと、比較的新しい個体だとしても早めに寿命が来てしまいます。定期的にエンジンを始動させて充電してあげないと、早く寿命が来てしまうんだなぁと思いました。

一週間に一度くらいはアイドリングだけではなくて、走行してあげると良いですよ。

次はオートバイのバッテリーはどのようにして充電されるのかを簡単に書いていきます。

オートバイのバッテリーの充電の仕組み


バッテリーは電気を蓄えて必要な時にその電気を使いますね。

例えばスマホや携帯電話でも、充電をしてから使用します。充電しなくては使うことができませんからね。オートバイのバッテリーも同じで、蓄えている電気を利用して各灯火類やセルスターターそれとエンジンのテンカプラグをスパークさせます。

一度セル(セルスターター)を動かしたバッテリーは電力不足になるので、再度充電してあげる必要がでてきます。その充電をしてくれるのがエンジンの役目になりますよ。

エンジンには、回転する力を利用して電気を作るパーツ(ジェネレーター)が発電してくれます。「その発電した電気を利用して充電してくれる」という仕組みですね。

バッテリーとジェネレータの間にはレギュレターが備わっていて、それが加充電にならないように適正な電圧を送ってくれる役目を果たしてくれます。

その充電する機能に不具合が出てしまうと、「適正な充電がされないために不調が現れた」なんてこともありますよ私のバイクがそうでした

バッテリーが不調になったときは慌てずに、状態や充電状況をチェックしてみることが肝心ですね!


次はバッテリーが上がってしまったり、上がりそうな状態の時の対策について書いていきます。

バイクのバッテリーが上がった時の対処方は?



先程まではバッテリーの症状について書いてきました。不具合(灯火類が暗い、セルの動きが悪い)などの症状が現れたら点検をするということです。

「それじゃ実際に上がったり、なりそうな時はどうしたらいいの?」と思いますよね。

そこで私の考える対策法方としては、
  • 自分でチェックする
  • バイク屋さんにチェックして貰う

この2通りの方法がありますので、それらを順番に見ていきましょう。

自分でチェックする


自分で点検する場合は無料になりますが、もしトラブルが起きても自己責任になりますから注意してくださいね。


自分でチェックすれば、費用も掛からないのでお財布にも優しく経済的ですよ。

調べ方も簡単なので、試しにチャレンジしてみるのも良いですね。

まず初めに調べるのに適した道具は電圧テスターになりますので、それを紹介していきます。

電圧テスター

ここで簡単にチェックする方法を紹介するのに分かりやすい動画を見つけました。



テスターを使えば電圧のチェックを簡単に行えますね。

エンジンが始動できる状態なら、車両側からの充電も調べることができます。バッテリーが上がったり、上がりそうな時にはチェックするのに最適ですよ。

更に詳しくはこちらから↓



チェックしてみると、「電圧が低いな」なんて時には充電が必要になりますね。そんなときに必要なのはバッテリー充電器です。

バッテリー充電器



テスターで電圧を確認して規定値以下ならば充電する必要があります。「電圧が弱いな」なんて時には充電をしてもう一度チェックしてみて、バッテリーの状態を確認してくださいね。

突然のトラブルを防止するためには、定期的なチェックが必要ですよ!洗車のあとなどの、ついでに点検してみてはどうでしょうか!?

更に詳しいことはこちらから↓
使い方簡単♪オートバイ・軽自動車用バッテリー充電器 [原付、バイク、軽自動車に対応、ローティング充電方式バッテリーチャージャー]

自分で点検する場合も基本的にはバイク屋さんと同じです。バッテリーの電圧や適切に充電されているのか?の確認などになりますよ。

電気関係が詳しい方は簡単に点検することができると思いますが、まだよくわからなく点検に自信がない人は、詳しい友人などに聞いてみるのも良いかもしれませんね。

私の覚え方は、定期的にバイク屋さんに通って雑単ついでに点検してもらったりしてました。そこでしっかりと作業の仕方を覚えてしまい、次に遊びにいったときは工具やテスターを借りて「自分で点検しちゃう」なんてこともしてましたよ。

初めは誰でもわからないので、正しい方法を教わることが大切です。覚えてしまえば一生自分の知識になりますからね。

次は、「やっぱり自分で行うよりも、プロに任せたほうが安心できるからいいな!」という人には、バイク屋さんに依頼しちゃいましょう。

バイク屋さんにチェックして貰う方法


この方法が一番簡単ですよ。専門的な知識を持っている方に見て貰うのが、一番だと思います。車両を購入したバイク屋さんなら点検くらいなら無料で行ってもらえると思います(例外もあり)充電をするとなると料金が発生する可能性も有りますので注意して下さいね。


バイク屋さんに状況を見ていただきバッテリーの寿命による症状なのか、それとも発電側が悪いのかを判断してもらいましょう。そこで、発電側に問題がなければバッテリーの寿命が考えられますが、もう一度充電してみることもお勧めしますよ(費用が掛かります)

備考
バッテリーには大きく分けて密閉型と液体型の2種類があります(他にも沢山の種類がありますが、この記事では2種類と表します)

密閉型はそのまま再度充電となりますが、液体型は液量など中の状態を確認しなければなりません。

ですがバイク屋さんに依頼すれば費用は掛かりますが、トラブルを未然に防ぐことができますね(トラブルの可能性は有りますよ)

バッテリーが上がったり、なりそうな時の対策法方について書いてきました。でも「毎回自分で点検したり、いちいちプロに任せてたら面倒だしお金も掛かるから何とかならないのかな?」なんて思いませんか?


そこで次の章では、常にチェックできる物や突然のトラブルにも対応できるアイテムを紹介しますね。

バッテリーチェックに欠かせない便利なアイテム!


自宅でバッテリーのチェックは簡単に行えることがわかりましたが、毎回のチェックや出先(ツーリングなど)のトラブルとなると、慌ててしまいまいますよね。だからってバッテリーのことを心配しながら出掛けたり、ツーリングに行っても全然楽しくないと思います

そこで私はこちらをおすすめします。

【デイトナ】コンパクトボルトメーター



デイトナ D92386 [AQUAPROVA コンパクトボルトメーターです。

洗車ついでにテスターで電圧を計ったり充電するのなら、まぁついでみたいな行動なので多少はできます。でも、乗る度にチェックとなると、とても面倒な行為になってしまいます。しかし、チェックを怠ると突然のトラブルに慌ててしまうのは、自分自身だから「何とかならないかなぁ」って考えちゃいませんか?

これを使うことでオートバイのバッテリーの状態や充電状況を、簡単に目視でわかるようになっちゃいます。充電の不具合などのトラブルを瞬時に目で見て把握する事が出来きて、愛車の電気系の故障に素早く対処できますね。

最近のバイクには、ナビやETCなどを取り付けている方も多いと思いますし車体も電子制御されています。愛車に取り付けているモバイルやETCそれとバイクの電気系などを作動させている、電圧の状態を常にチェックできるこちらを取り付けてみてはどうでしょうか!?

更に詳しいことはこちらから↓
デイトナ D92386 [AQUAPROVA コンパクトボルトメーター]

常に電圧をチェックしていても、予想できないトラブルが発生してしまうのがツーリングです。何もない場所で突然発生したら、どうしてよいのかわからなく途方に暮れてしまいますね。

そんなトラブルを未然に防ぐには、このアイテムです。

ジャンプスターター モバイルバッテリー


ジャンプスターター モバイルバッテリーです!

一昔前ならずっしりと重く、車なら積むことができる大きさでした。でも、バイクだと大きすぎて無理があったんですね。

しかし、モバイルバッテリーの大きさならバイクのシートの下やバッグに入れることができるので、ツーリングのお供に連れて行くことも可能です!コンパクトなボディーはスマホの充電も可能なので、ツーリングには必需品なアイテムですよ!

更に詳しいことはこちらから↓
ジャンプスターター モバイルバッテリー 12V 超薄型 15000mAh 大容量 エンジンスターター マルチ バッテリー充電器 モバイル バッテリーチャージャー スマートフォン タブレット ノートパソコン 急速 充電器 リチウムイオン 車 バイク ディーゼル PORTEC S-150

まとめ


バッテリー上がりは突然起こることがありますが、安易に寿命だと判断するのは危険ですよ(危ないわけではないです)

せっかちな私は慌てて新品のバッテリーを買ってきた経験がありますが、よく考えたら再充電すればまだ使えたかもしれません(車体の不備によるバッテリー上がりのため)

突然のトラブルに慌てないためにも定期的に点検するのがお勧めですよ。「自分じゃ少し自信がないなぁ」なんて人は、購入したお店に点検してもらうのも良いかもしれません(費用が掛かります)

自分で点検したい人にはテスターや充電器などを購入してみてはどうでしょうか。


遠出をする場合は保険として「モバイルジャンプスターター」と一緒に出掛ければ、もしもの時に役立ってくれますね。

最近は性能も向上しているのでそう簡単に寿命はこないと思いますが、備え有れば不安も解消できるので準備してみては如何でしょうか!


バイクのバッテリーの寿命はどんな症状なのか、あなたの大切なバイクの参考になれば嬉しいです。





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