バイクccとは何?400や250の意味や免許の関係を徹底紹介

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私がバイクのccって何?という疑問をもったのは中学生の頃でした。バイクや自動車に詳しい友人が「バイクショップからカタログを貰ってきたから1つあげるよ!」と当時人気のあったホンダNSR250のカタログを渡してくれました。

そのカタログを受け取った当時の私は、それをかぶりつくように記載事項を読みました。そして読んでいるうちに、そこに書かれていた250?、この数字の意味が分からなく友人に訪ねてみると、「エンジンの排気量が250ccという意味だよ」と答えてくれました(正確な排気量ではありません)

当時はその回答で納得した気持ちでいたけど、今思いかえすと250とかccの意味って何だかがわかりにくいなぁと感じたんですね。400や250、それとccってそもそもいったい何を意味するものなんだろうと当時の私には、少し難しくスルーしてしまった経験があります。

そこで私はバイクのccについて、もう少し分かりやすいように記事にしてみようと考えました。

その内容は、

  • ccとは何?
  • 排気量と免許の関係ってあるの?
この2項目について私の経験をもとに書いてみました。

あなたがバイクのccについて疑問に思ったことが、この記事を通して参考になれば嬉しいです。

ccとはいったい何?


バイクのccとか、400や250といった表記はいったい何?と言う疑問がありますよね。その答えは至って簡単で、オートバイの排気量を示してます。

何故、CC(排気量)を記載するのかというと私の見解ですが、日本の二輪免許にはオートバイの排気量やギヤの有る無し(MT,AT)に応じて免許証の種類が設定されているからです。なのでオートバイの車名とcc(排気量)を記載することで、どの種類の免許で乗れるのかを分かりやすくしているのではないでしょうか!?

では「何故オートバイの免許は排気量別に分かれているの?」と疑問におもいませんか⁉エンジンはcc(排気量)が有りその大きさが増えると出力が上がります。そうなると取り扱いも難しくなりますので、一定の排気量毎に設定されているのです。


バイクのCCと400や250と言った表記は、即ちオートバイに搭載されているエンジンの大きさ(排気量)の意味を示している!事なんですよ!

CCとは?=エンジンの排気量と言うことがわかりましたね。でも排気量ってどのように計算しているのか、少々気になりませんか?

次はエンジンの構造や排気量の計算について書いていきますね。


エンジンの構造や排気量の計算式


初めにエンジンの構造について、わかりやすい画像を見つけたので見てください。

出典:内燃機関 – Wikipedia


・エンジンの内部に気化した燃料を取り込みピストンが圧縮します。
・その後にプラグが点火されて燃料を燃やします。
・最後に燃焼されたガスを外部に排出されます。

画像にあるように、燃焼室(スリーブ)の中をピストンが動きます。ピストんが一番下に居る状態から一番上までの距離(ストローク)と、スリーブの幅(ボア)を計算することで排気量が決まりますよ。

この面積が大きくなればなるほど排気量も増大していきますし、それに従ってパワーも上がるります。他にもシリンダーを複数並べて排気量を増大する形もありますよ。

次は数種類のエンジンを紹介していきますね。


様々なエンジンレイアウト

1つのシリンダーやピストンで造られているエンジンは単気筒と呼ばれますし、2つシリンダーが並べられているエンジンを2気筒(又は、パラレルツイン)エンジンと呼ばれています。

このようにシリンダーの数により1気筒から最大10気筒以上を有するオートバイも在りますが今回この記事では一部を紹介しますね。


単気筒エンジン動画


2気筒(V型)エンジン動画


3気筒エンジン動画


4気筒エンジン模型動画


バイクじゃない動画もありますが、これ以外にも多彩なエンジンレイアウトがあります。オートバイは小さな車体で造られていますね。その車体に合うように小さな排気量のシリンダーを複数繋げて排気量を大きくしたりしてますよ。

他にも違った型式の原動機もありますが今回この記事では省略したいと思いますが、興味のある方はネットで調べてみては如何でしょうか!?

次はエンジンの内部排気量の計算について簡単に説明しますね。

排気量の計算の仕方ってあるの?


図にあるように、ボア(幅)とストローク(高さ)を用いて計算していきます。

計算式はこちらです↓
排気量計算式
半径 × 半径 × 円周率(3.14)× ストローク = 排気量
排気量 × 気筒数 = 総排気量

この寸法の大きさで排気量が決まりますよ。

いろいろとオートバイのcc(排気量)やエンジンの種類、構造に計算方法などをお伝えしました。cc(排気量)が変わると性能や大きさなど大きく変わります。


そこで次の章では、オートバイのcc(排気量)別のポイントと、それに応じた運転免許証をお伝えしますね。

排気量に応じた運転免許のポイントを紹介!

エンジンにはシリンダーの気筒数や大きさによって排気量が変わります。ccが大きくなるとパワーも上がりますね。現在の免許制度では、一定の排気量に分けて免許の種類が設定されています。

その免許の種類と乗車可能な排気量を紹介しますね。

  • 原付免許
    (50ccまでの排気量)
  • 小型限定普通二輪免許
    (~125までの排気量)
  • AT小型限定普通二輪免許
    (125ccまでのAT車のみ)
  • 普通二輪免許
    (400cc)
  • AT限定普通二輪免許
    (400ccまでのAT車のみ)
  • 大型二輪免許
    (排気量の制限なし)
  • AT限定大型二輪免許
    (650ccまでのAT車のみ)

バイクにはギヤ付きのマニュアル車(MT)とギヤの無いオートマチック車(AT)があります。免許所にもギヤの無いバイク(AT限定)とギヤ付き(MT)とがありますので、自分の好きな車両に合わせて免許を取得することができますよ!

次は免許所の条件に合わせた排気量について、良いところと悪いところを原付免許から順番に説明していきますね。

原付免許

DSC_0362


(50ccまでの排気量)

50ccに代表されるのは、スクーターやモンキーですね。

免許の取得方法も、学科のみで一番取得しやすいクラスでもありますよ(試験場で簡単な実技があります)

しかし、50ccのオートバイの制限速度は30Kmと他のクラスの2輪車や普通自動車よりも低く、大きな幹線道路などで走行すると速度差に恐怖を感じます(通常特に指定がなければ60Km)

近所など手軽に乗るには最適なクラスのオートバイですね。

良いところと
・学科試験のみで取得可能
・車両が豊富で手に入れやすい。

悪いところを
・制限速度が30Kmで低く無理やり追い越されることも有り。

小型限定普通二輪免許

(~125までの排気量)

125ccまでの車両を乗ることができる。こちらも50cc同様にコンパクトな車体と維持費も低価格で抑えることができるクラス。最近ではマニュアル車(MT)のラインナップも充実していることから、初心者の方からリターンライダーまで幅広く好まれる排気量ですよ。

ただ注意点としては、免許取得費用が普通二輪と僅かしか変わらないことです。あなたがこの先125ccまでしか乗らないと決めて取得する以外は、普通二輪を選ぶのが適切な判断だと思います。

良いところと
・最近では少しずつ各メーカーのラインナップが増えている。
・維持費が低価格で済む。

悪いところを
・免許取得費用が普通二輪と差ほど変わらない。

AT小型限定普通二輪免許

(125ccまでのAT車のみ)

こちらは先ほど紹介した排気量のAT限定免許です。よく通勤や通学で使われていることが多く、駅前の駐輪場にも停められてますね。スクーターの場合はヘルメットの収納スペースもあり、普段使いにとても役だってくれます(我が家も所有していますよ)

AT小型限定普通二輪免許については、必要なら取得されても良いのかなと思います。時間や費用を考慮しても、普段の通勤や通学に使えるのでAT小型は持っていて損はないかな!

良いところ
・125ccまでのスクーター(AT)を乗れる。
・維持費も良いし、駅前の駐輪場に停めることが可能(バイク指定の場所)

悪いところ
限定解除しないとMTに乗ることができない(50ccのMTは可)

普通二輪免許

(400cc)

私が初めて自分で購入したバイクは400ccになります。この普通二輪免許で乗れる最大の排気量に乗りたくて購入しました(当時は中型二輪免許)

400ccまでの車両となるとラインナップも多くなるため、車両を選ぶのが少し大変になりますね。自分がどんなジャンルのオートバイに乗りたいのかを、まず決めてから選ぶのがポイントですよ!

普通二輪免許では400ccまで乗ることができますが、251cc以上になると車検が必要になりますよ。このクラス最大の排気量とパワーを味わえますが、車検を受けなければいけないのがデメリットでもあります。

車検は新車の場合3年に一度ですが、その後は2年サイクルで受けなければいけません。そうなると250ccのメリットとして車検が無いと言うことと、126cc以上なら高速道路が走行可能になることですね。

高速に乗ることができて最大に費用を抑えることもできる、そんな250ccもまた魅力的なオートバイだといえます。

良いところ
・幅広いラインナップで自分の好みの車両を見つけやすい。
・高速道路が利用可能

悪いところ
・400ccでは車券が必要になる
・250ccで高速は、やや力不足を感じる

AT限定普通二輪免許

(400ccまでのAT車のみ)

こちらは400ccまでのスクーターやATの車両のみ運転が可能な免許です。

この免許の利点としてあげられるのは、400ccまでのスクーターに乗れることですね。250ccや400ccなどのスクーターになれば、シートの下の収納スペースも広くポジションも楽に乗れますよ!ただ問題なことがあります。それはオートバイの楽しみの一つギヤチェンジが無いということです(車種によっては変更可能な車両も有り)

通勤などで使う分には問題ないですが、ツーリングとなるととても退屈ですよ。アクセル捻るだけでトップスピードまで出てしまいますから何も面白くない。通勤や通学なら役に立ちますが、ツーリングは微妙ですね(走りながら寝てしまいます)

良いところ
・通勤や通学なら荷物も沢山積めて、最大に役立つ
・燃費も良いので経済的(251cc以上は車検あり)

悪いところ
・長距離を走ると眠くなる(寝てしまう)危険!

大型二輪免許

(排気量の制限なし)

401cc以上のオートバイにも乗れるので最高ですよ。一度は大型バイクのパワーを味わって欲しいと思います。私のようにオッサンになるとそんなに大きなパワーは必要なくなりますが、若い時には迫力や魅力的な車両を堪能して欲しいです。

このクラスになると説明するほどでもないと思いますし、やたら文章が長くなるのも困るのでこれくらいにしておきます。

良いところ
・どのジャンルの車両も魅力的
・力強いエンジンになれれば操作が楽

悪いところ
・費用が掛かる(免許取得費用、車両費用、ウエアー類など)
・車体が大きいため取り回しがしにくい車両も有り(コンパクトな車種もあります)

AT限定大型二輪免許

(650ccまでのAT車のみ)

このクラスのスクーターになると、ほぼスポーツバイクの要素も高くなります。普通二輪免許で乗れるスクーターと比べると、パワフルなエンジンに追い越しなどは楽になりますね。

コーナリング性能もしっかりし造られているので、ワインディングなどでも楽しめるのではないでしょうか。しかし、大きな車体やスクーターの性質により不満が出てきますよ。

車格の大きさは250ccのスクーターと比べると、かなり大きくなります。それによって通勤などで信号待ちの際、車の間を通り抜けることが難しくなります(走行中の無理な追い越しは危険ですよ!)

ワインディングに至っても楽しいとは思いますが、ギヤチェンジが無いと少し物足りなくなるかもしれませんね。

良いところ
・手軽なスクーターなのにパワーなどパフォーマンスが優れている
・ギヤチェンジが無いので走行のみに集中できる

悪いところ
・ギヤチェンジが無いので、ロングツーリング等は少し退屈
・車体価格が高価


まとめ

バイクのccとは、原動力となるエンジンの大きさ(排気量)を意味するものでした。

エンジンにも沢山の種類がありますので興味がある方は、ネットやバイクshopで観てみるのも面白いですよ!

エンジンの排気量が大きくなるにつれてパワーも上がりますね。そのため排気量に見合った資格(免許)が必要になるのです。

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