真夏の太陽の下で作業するなら、やっぱり空調服ではないでしょうか!暑い陽射しの中でも上着の中で空気が循環してくれて、火照った体を冷ましてくれます。
暑さには抜群に効力のある空調服ですが、少々値段が高いと思いませんか?
私の空調服は、作業で使い続けて生地はボロボロ。袖は大きく引き裂かれてしまいました。
ガムテープで補修した上着
この記事では、自作するには何が必要なのか?についてのポイントや自作工程をまとめてみました。
その内容は
- 自作に必要なものと選ぶポイント
- 上着の加工
- 鳳凰の取り付け
- 100均グッズの取り付け
自作に必要なものと選ぶポイント
はじめに自作キットで制作する前に、必要な物を紹介していきます。必要なものがないと作業が進まないので次を参考にしてください。用意するもの
上着(綿100%推奨)
鳳凰自作キット
ファン
バッテリー
取り付け穴には「鳳凰自作キット」または「100均グッズ」
コード(モバイルバッテリーの場合USBコードが必要)
ハサミ(上着に穴あけ加工するため)
※アイロン&アイロン台
※基本アイロンで取り付けますが、手縫いでも取付可能鳳凰自作キット
ファン
バッテリー
取り付け穴には「鳳凰自作キット」または「100均グッズ」
コード(モバイルバッテリーの場合USBコードが必要)
ハサミ(上着に穴あけ加工するため)
※アイロン&アイロン台
以上を用意しました。
次は上着を選ぶポイントからお伝えしていきます^^
上着を選ぶポイント!
今回自作に利用する上着についてお伝えします。私が素材として選んだのは、
- 綿100%の生地
- 腰の部分が伸び縮みする
このことについて簡単に説明しますね。
綿100%の生地

初めにどうして綿100%を選んだのかその理由をお伝えします。それはアイロンの熱に耐えられる素材だからです。
ナイロン生地の場合はアイロンの熱で縮んだり溶けてしまう恐れがあります、それを考慮して『綿100%』にしました。(ポリエステルの場合は熱に強い)
因みに、私の仕事は溶接を使いますので敢えて綿100です。
ナイロン系の上着でも手縫いによる取り付けは可能なので、ご自身の作業に合う生地を選んでください。
腰の部分が伸び縮みする

正規品は腰回りがゴムで加工されている
空調服を使うとわかりますが、首周りと袖(手首)辺りから風が抜けて体温を下げています。従って腰回りから風が抜けてしまうと体温を下げにくくなると私は考えます。なので自作する場合は腰回りにゴム加工された上着をお勧めしてますよ。
上着の入手方法は?
手元にちょうどよい上着が無いときは、ネットや古着屋で購入できます。但し古着屋の場合、必ずあるとは限りませんので注意して下さいね。
参考までにネットで購入できる上着を載せておきます(専用の上着ではありません)

画像をタップすると楽天に飛びます。
鳳凰自作キット

鳳凰自作キットとはアイロンの熱で取り付けるワッペンです。もしアイロンが無ければ、手縫いでも取り付けることは可能ですよ。
選んだポイント
今回なぜ鳳凰を選んだのかその理由は、ファンの脱着が楽だからです。他に、パソコンのUSBファンを加工して取り付けしている動画等も有りますね。タイラップ等で固定してしまうと洗濯ができないので、少々の手間でも簡単に取り外しが出来る方が実用的だと私は思いました。
基本はアイロンによる取り付けになりますが、履かれて仕方なく手縫いをしたこともあるけど問題なく縫えましたよ。今回なぜ鳳凰を選んだのかその理由は、ファンの脱着が楽だからです。他に、パソコンのUSBファンを加工して取り付けしている動画等も有りますね。タイラップ等で固定してしまうと洗濯ができないので、少々の手間でも簡単に取り外しが出来る方が実用的だと私は思いました。
なのでアイロンでは無く手縫いやミシンでも取り付けは可能ですね。
鳳凰の詳しいことはこちらから↓
鳳皇 空調服 快適ウェア ウェア自作キット ワッペン 2枚セット 空調服作成用ワッペン 2323
ファンを選ぶポイント
自作をするなら専用のファンがおすすめです。
専用品はカバーに被われているので擦れたりぶつかっても壊れにくく、地肌に接触し難い構造です。
値段は少々高いけど安全性や耐久性を考えると、オリジナル商品か同等の格安ファンがいいですよ。上着の付け外しも簡単に行えるのもポイントですね。、
費用を抑えたいという方には、Amazonで販売されているファンをチェックしてみて下さい!!
【Hilax】 熱中症対策 空調服用ファンセット ファン2個 バッテリー無し(④ ブラック/USBケーブル)
バッテリーを選ぶポイント

バッテリーがこの中で一番高価な部品になります。
乾電池式やモバイルバッテリーなら少々コストを抑えることが可能になりますが、長時間の使用や汗をかいて濡れても故障の心配がいらないバッテリーがおすすめですよ。
私が選ぶポイントは、容量が大きく防水もしくは耐水性のある物を選びました。
因みに私が使っているバッテリーは、2つ差し込みがありファンを4つ動かすことができます。
なので4つファンを取り付けて動かすことも可能ですよ!(故障する可能性もあり)

出力の高いバッテリーBURTLE(バートル)

私が使っているバッテリーの最大出力は7ボルトになります。7Vだとイマイチ風量が足りない人には10Vの出力があるバートルをおすすめします
バートルは10Vの出力なので、他のより風量が強いです。その代わり持続時間が短くなりますし、ファンが壊れる可能性も高くなりますよ。
高い風量を選ぶかバッテリーの持続時間かで選ぶ物が変わります。
バートルの詳しいことはこちら↓バートル バッテリー ファン セット
Amazonでは安価なバッテリーも売られてますが、すぐ故障してしまう可能性もあるので購入の際は注意して下さいね。
7Vバッテリーはこちら↓
空調服バッテリー
モバイルバッテリーはどうなの?
専用のバッテリーは高価なものです。そこで、とりあえず安価なモバイルバッテリーを考えている方に注意ポイントをお伝えします。
基本的にモバイルバッテリーや乾電池を利用すると費用は安くできるメリットがありますが、肝心の風力が落ちてしまうデメリットもありますね。私も初め安く済ませるためモバイルバッテリーを使いましたが、微風の風量にストレスを感じました。
それに、夏の作業は汗が付き物です。モバイルバッテリーは防水ではないので汗の影響で故障やトラブルの可能性もあるので利用するなら自己責任でお願いします。
※モバイルバッテリーを使うときの注意事項ですが、コネクターの接合部がUSB端子になってます。通常ファンに付いてくるコネクターでは合わないので注意してください。
モバイルバッテリーはこちら↓
モバイルバッテリー
コードはこちら↓
USB電源ケーブル 3.5/1.3mm USBオス→DCジャックメス(3.5/1.3mm)
※DCジャックメス(3.5/1.3mm)はコードの種類によって接続できない物があります。お持ちのコードのサイズを確認して下さい。

バッテリーを接続する
バッテリーはモバイルと空調服専用のバッテリーの2種類用意しました。各バッテリーの動作を動画で分かりやすく比較しました。
やはりモバイルバッテリーだと風量がイマイチ足りないのがわかると思います。
実際にモバイルバッテリーを使い作業してみましたが、夏本番の暑さでは力不足を感じました。
真夏の体感温度が40度を超える日には、全力で風を送ってくれるバッテリーが必要ですね!
次の章は鳳凰自作キットを上着に取り付てます!
鳳凰自作キットを使っての作業手順

必要なものが全て揃えば、次は上着を加工して各パーツを取り付けします。
行う作業としては、
- 上着に鳳凰自作キットを付ける
- ファンを取り付ける穴を開ける
- ファンを取り付ける
上着に鳳凰自作キットを付ける
はじめに上着に鳳凰自作キットを取り付けする位置決めをしていきます。どこにつけて良いかわからなくても安心して下さい。鳳凰自作キットには、取り付けの位置が詳しく記載されていますよ。
取付説明書
下から
横から測ります
位置が決まったらアイロンで取り付けします
アイロンの熱で鳳凰に付いているノリが溶けて上着の生地と接着します
ポイント
アイロンを使って取り付けするときは、薄い手拭いなどをあてながら行うと良いですよ。手ぬぐい等でアテ布をしたほうがしっかり温めることができました(約20分くらい)
アイロンを使って取り付けするときは、薄い手拭いなどをあてながら行うと良いですよ。手ぬぐい等でアテ布をしたほうがしっかり温めることができました(約20分くらい)
取り付け完了
暖めた後はアイロンの余熱が冷えるまで、触らない方がいいですね。気になってチョイチョイ触ったらワッペンが剥がれてしまいました^^;
アイロンで取り付け後、洗濯などで剥がれるのが心配な方は、ミシンや手縫いで固定するのがお勧めですよ。
ファンを取り付ける穴を開ける
鳳凰の内側に沿ってハサミで切り抜きます。地道な作業ですが焦らずに切り抜いてください。

生地は伸び縮みするので、ぴったり切り込まなくてもファンは取り付けできます。
ハサミで生地を切った後、洗濯すると生地の糸がほつれてしまいます。糸のほつれが気になるならミシンで処理するか、ほつれ防止をすると良いですよ。ほつれ防止にはこちらをどうぞ(画像をタップするとアマゾンに飛びます)
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使い方はこちら
ファンを取り付ける

取り付けます

リングを外して

こんな感じです
穴を開けたらファンを取り付けます。取付は簡単に行えて、外すのも楽でした。ファンのタイプにより取り付け方法も変わるので、ファンの取扱い説明書を確認して下さい。
自作に鳳凰は欠かせないパーツだと思いました。
かかった費用は?
上着 古着1500円
鳳凰自作キット 1600円送料別
ファン 1500円
バッテリー 9000円(格安バッテリーもあり)
ハサミ 100円プラス税(ダイソー)
今回かかった費用は合計14000円以上でした。鳳凰自作キット 1600円送料別
ファン 1500円
バッテリー 9000円(格安バッテリーもあり)
ハサミ 100円プラス税(ダイソー)
バッテリーを3000円位の物にすれば5000円程度で収まります。更にファンとバッテリーは故障しない限り使えるので、上着と鳳凰自作キットのみの費用で収まります。
バッテリーとファンは必要なものと考えて、上着と取り付けに必要な物の費用を抑えるのが良いと思いました。
次は100均グッズでファンを固定してみます!
100均グッズを使っての作業手順
自作キット(鳳凰)はアイロンで取り付けられる便利なワッペンです。がしかし、何度も洗濯するとワッペンはクタクタになり作業中ファンが外れてしまいます。作業中にファンが外れると戻すのに一度仕事を止めてから、上着を脱いでファンを付けるのが面倒に思いました。
そこで何か良い方法がないか考えた結果100均(ダイソー)グッズを使いファンを付けてみることにしました。
100均で買ってきたグッズ
- マジックテープ 貼り付けタイプ×2
- マジックテープ 縫いつけタイプ×2
- 針×1
- 糸×1
- 工作マット×1
※穴あけ用に、カッター、ハサミが別途必要です。


マジックテープは広げると巾25ミリ、長さ30センチの物を用意
100均グッズの取り付け手順

マットを半分にカットします。そしてファンの外リングを使い内径を書き込みます
注意
マットに穴あけをする際カッターを使うと思います。カッターを使う台座に使用できる材質の為とても切りにくいです。従って無理やり切ろうとすると怪我をしますので注意して下さい。私は指を切りました、痛くて写真はありません(泣)
マットに穴あけをする際カッターを使うと思います。カッターを使う台座に使用できる材質の為とても切りにくいです。従って無理やり切ろうとすると怪我をしますので注意して下さい。私は指を切りました、痛くて写真はありません(泣)

こんな感じになります

そして加工したマットにマジックテープを貼り付けます(ザラザラした方)

ファンをつけるとこのような形になります

マジックテープは貼り付けタイプなので、そのまま上着に付けます

上着にもマジックテープを貼り付けます(柔らかい方)

ファンを付けるとこのようになります

表から見ると違和感はありません
作業しても問題なく使用できましたがしかし!!
ファンを外して洗濯すると当然マジックテープが剥がれてしまいました^^;

剥がれたマジックテープ
そこで再度購入したのは

縫うタイプのマジックテープと針と糸(ダイソー)になります

上着に縫い付けます(柔らかい方)
注意!
貼り付けタイプではないので、上着に縫い付けるようになります
貼り付けタイプではないので、上着に縫い付けるようになります

縫目があらく多少グラグラですが完了です
貼り付けタイプだとノリが付いているので縫うのが困難でした。
従って縫う場合は専用のマジックテープを用意したほうが良いですよ
少し手間は掛りますが完成したあとは簡単に付け外しできて便利だと思います。
かかった費用
マジックテープ 貼り付けタイプ×2
マジックテープ 縫いつけタイプ×2
針×1
糸×
工作マット×1
以上7点購入しました(700円+税)マジックテープ 縫いつけタイプ×2
針×1
糸×
工作マット×1
最後に自作して感じたこと
自作キットや100均グッズを使い作ってみました。どちらも使い心地は変わらなかったです。但し綿100パーセントの生地を利用したためファンから送られる空気が、上着の生地から漏れて空調効果が半減している気がしました。
自作はファンやバッテリーをお持ちの方なら、上着と自作キットや100均グッズを用意すれば作業できます。
鳳凰はよく温めて自然に冷めるまでの間、さわらないほうが良いですよ(約20分環境により時間は異なります)
ワッペンを取り付けてしまえば後は穴あけをして、ファンやバッテリーを接続すれば終わりです。とても簡単なので試してみてください。
あと、ダイソーの100均用品でも簡単に製作できますが、用意するのが少し面倒に感じました。
しかし、一度加工や取り付けすれば簡単に付け外しができますし、生地を選ばず自作ができると思いました。
この記事が自作をするあなたの参考になれば嬉しいです。
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